混乱と称賛が交錯した“二日間”を整理します
東京コミコン2025のジョニー・デップ撮影・サイン会。
SNSには 「神対応だった」 と 「現場が崩壊していた」 という、正反対の声が同時に溢れました。
実際、現場では何が起きていたのでしょうか?
この記事では、その二日間を “事実ベースで整理し、背景を解説” します。
この記事を読むと、
・なぜ賛否両論が生まれたのか
・どんな流れで状況が変わっていったのか
分かります。
二日間で起きていたことは「3つのズレ」だった
結論から言うと、コミコン2025の現場では次の3つのズレが同時進行していました。
- ① スケジュールのズレ(初日2時間遅延 → 深夜まで影響)
- ② 認識のズレ(運営側と俳優側の進行イメージ)
- ③ 一部参加者のルール違反
この“ズレ”が複雑に絡み合い、
「神対応と現場崩壊が同時に語られる」という稀有な出来事になりました。
ここからは、実際に私が現場を追いながら感じた空気も交えつつ、
この二日間を「何が」「なぜ」起きたかという視点で深掘りします。
二日間の全貌と“現場の空気”
■ 初日:静かな緊張感と、気づけば膨張していた遅延
12月6日の朝。会場には独特の緊張が漂っていました。
開始予定の10時。
しかし撮影が実際に始まったのは12時(2時間遅れ)でした。
このズレは解消されず、次第に積み上がり、
19時、23時、24時…… と深夜帯まで影響を及ぼします。
深夜、会場の照明は少し落ち、スタッフの足音だけが響く。
そんな中で、ジョニー・デップ本人が待機列に歩み寄り、
「ごめんね(Sorry)」と声をかける姿がありました。

「深夜の疲労と、本人の誠意が入り混じって涙が出た」という声も多い夜でした。

■ 二日目:状況は限界に近づき、ついに“決断”が下される
翌7日、16:00頃にジョニーが会場入り。
急ぎベルコン式で撮影が進められましたが、間に合いません。


そして20:30以降の撮影キャンセルが決定。
その代わり、持ち越し組には 「サイン対応」 が行われることになります。

■ 急遽行われた“爆速サイン”の様子
振替サインの対応は想像以上のスピードと、公平性が疑問視される内容だったようです。
- 入室前にコミック冊子を配布 → いったん回収
- 長机2枚の奥にジョニーが着席
- ペン痕が机に残るほどの高速サイン
- サイン済みコミックを返却
- 撮影会の人:サインはコミックのみ
- サイン会チケットを持っている人:コミックとポートレートor持参物にサイン
会話を交わす時間は無かったようです。
それでも印象的だったのは、
「一瞬だけ必ず目を合わせてくれた」
という声が多かったことです。
高速進行の中で、ファンひとりひとりに向けられた“温度”が確かに存在していました。

■ なぜ賛否が分かれたのか?
ここまでの二日間を冷静に整理すると、賛否が分かれた理由は次の3つに要約できます。
- 過酷な待機と深夜帯の体力的負担
- 俳優本人の誠意ある対応が光った瞬間
- 運営判断が急転し、情報が追いつかなかった混乱
つまり、どちらか一方が正しい/悪いではなく、
「複数の現実が同時に存在していた」というのが今回の特徴です。
記事では伝わらない“空気の震え”があります
ぜひ動画版もご確認ください。
ご意見があれば、コメント欄に生の声を残してアーカイブしていきましょう。
まとめ:この二日間は、コミコン史に残る出来事だった
- 初日、二日目の遅延が最後までつながる“雪だるま方式”の遅延となった
- 深夜帯のファンサと、急遽サイン対応という異例の展開が起きた
- 賛否両論は「事実が複層的だった」から生まれた
この記事が、現地にいた方の気持ちの整理につながり、
また未来の参加者の判断材料になれば嬉しく思います。
Q&A
Q. 実際の待機時間はどれくらいだったの?
A. 初日から継続して二日目も待機した方は最大で20時間以上。
(それでも撮影できなかった人がいます)
Q. 振替サインはどんな流れで進んだの?
A. コミック配布→回収→高速サイン→返却という、数十秒単位の進行だったようです。
Q. ジョニー本人の様子はどうだった?
A. 会話は難しい状況でしたが、必ず目を合わせてくれたという声が非常に多く寄せられています。
また初日の対応は、ひとりひとりに10秒以上時間をかけて、丁寧に接してくれていたようです。

